【犬と猫の熱傷】冬には必須のアレでもヤケドの危険⁉身近にある知っておきたい危険なものとは。
最近、少しづつ寒くなってきています。
寒くなってくると、カイロやコタツ、ホットカーペットなどを使うことも多いのではないでしょうか?
今回は冬によく使用する暖房器具などで起こる、火傷(やけど)について解説したいと思います。
ちなみに、動物は寒さより熱さに弱いです。
熱傷とは
熱や電気、化学物質、放射線などで組織がダメージを受けること。
熱傷は深さによって1~4度に分けられて、1が皮膚の表面だけと軽度。4は骨や筋肉におよぶ重度なもの。
2度以上の熱傷が体の20~30%を超えると内臓など全身に障害が出てきます。
火傷(やけど)というと
たとえばアツアツの鍋に触ってしまった、揚げ物の油がはねてかかってしまったなどの経験があるのではないでしょうか?
しかし、そこまで熱くないものでも長時間同じところにあたっていると、火傷になってしまいます。
よくあるのがホットカーペットです。気持ちよくて1日中同じ体勢でいたりすると火傷をおこします。また、寝たきりの子の場合には自分で動けないので危険です。
飼い主さんが良かれと思いカイロに貼って、そこが火傷でただれてしまった犬もみたことがあります。
火傷の対応
水道水や湿ったタオルで30分程度冷やしてあげましょう。
氷で冷やすと血管の収縮がおこり組織に血が回らなくなるのであまりお勧めしません。
組織が腐ってただれてくるので、動物病院で抗生剤や傷口に対して適切な処置をしてもらいましょう。
まとめ
火傷は熱いものを触る以外にも、低温のものに長時間接触することでも起きます。
ペットの皮膚がただれていた時はカイロやホットカーペットなどにあたっていなかったか考えてみてください。
もしかしたら、低温火傷の可能性があるかもしれません。