【子犬の病気】ペットショップで犬を飼う前に確認するポイントとは?
新しく犬を飼うときに、もしその子が病気を持っていたら、その後のお世話がかなり大変になってしまいます。特に先天的な病気の場合長く付き合っていくことにもなるので、ペットショップで犬を飼うときは、しっかりチェックすることが大切です。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨といって膝のお皿が外れてしまう病気です。小型犬に多く膝を触ると確認することができます。病態によっては手術が必要です。
膝蓋骨脱臼についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
鼠経ヘルニア
股の間の筋肉の隙間からお腹の中の脂肪やひどい場合は消化管が出てしまう病気です。手術で穴を閉じることができるので心配ありませんが、ペットを飼うときはチェックしましょう。
臍ヘルニア
臍の部分の筋肉に隙間が空いていて、お腹の中の脂肪やひどい場合は消化管が出てしまう病気です。手術で穴を閉じることができるので心配ありませんが、ペットを飼うときはチェックしましょう。
泉門開存・斜視
泉門開存はチワワに多い病気になります。頭頂部の頭蓋骨の穴がしっかりくっつかず残ってしまう病気です。頭頂骨を触るとその部分だけ骨がなく柔らかいので触って確認することができます。泉門開存がある子は斜視が見られることがあります。目が外側を向く外斜視が多くみられます。これらが見られる子は水頭症の可能性があるので注意が必要です。
潜在精巣
精巣は左右に1個づつあり、小さいときはお腹にありますが成長とともに陰嚢の中に降りてきます。しかし、成長段階でその精巣が降りてこないで、お腹の中や皮下にとどまってしまうことがあります。潜在精巣の場合は精巣腫瘍になりやすいのでしっかり去勢をしましょう。
噛み合わせ
乳歯が残っていたりすると永久歯の方向が変わり歯肉に刺さってしまうことがあります。また、レベルバイト(切歯が上下で揃っている)、アンダーショット(下顎が出ている)、オーバーショット(上顎が出ている)といった異常があります。乳歯は抜いて永久歯の生える方向も矯正できるので、避妊や去勢の時に相談してみてください。
嚙み合わせについてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ