【犬と猫の急性下痢】いぬ、ねこが急に下痢や血便をして心配になったことはありませんか?
昨日までは普通にうんちしていたのに急に水下痢が…!血便してる!と不安になることも多いのではないでしょうか。今回は犬、猫が下痢をしてまった時にどのようにすればいいのか?どんな病気の可能性があるのか?解説してみたいと思います。
目次
下痢は大きく急性下痢と慢性下痢に分けられます。今回は急性の下痢について、どういったものがあるか、どう対応すればいいのか解説していきたいと思います。
急性の下痢って何でおこるの?
ストレス、食べ物
いぬ、ねこはストレスや急なご飯の変更、いつもと違うおやつ等で下痢をすることがすごく多いです。動物病院に来る子で一番多いのではないでしょうか。この場合の治療は基本的に下痢止め等の対症療法になります。急性の胃腸炎は一過性のことが多いので、すぐに治まれば問題ないことが多いです。
寄生虫
ノラ猫に多いですね。たまにペットショップから来てすぐの子にも寄生していたりします。特にノラ猫はほとんど寄生虫がいると思っておいてもいいかもしれませんね。うんちから白い糸のようなモノが出てきて気が付くこともあります。中には人にうつるものもあるので注意しましょう!ノラ猫を拾ったらすぐ駆虫ですね。
感染症
ウイルス性ではパルボウイルス、コロナウイルスなど、細菌性はサルモネラ、クロストリジウムなどです。特に注意したいのはパルボウイルスです。6ヶ月齢くらいの子イヌ、子ネコで多く、亡くなってしまうことも多いです。お家にきてすぐの子でヒドイ水下痢と下血は要注意です。
その他の原因
薬や殺虫剤、除草剤などの誤食はよく拾い食いをしてしまう子に多いのでお散歩中は注意してくださいね。また、よく食べる子は人の食べ物など油っぽいものを食べてしまうと膵炎になってしまいます。そのほか、あまりいないと思いますが、アジソン病という病気でも下痢をしてしまいます。
緊急性のあるものは...
薬物や毒物による中毒等は最悪亡くなってしまう可能性もあるので要注意です。何かを食べたかもしれないときは獣医師に説明することが大切ですね。
また、脂っぽいものを食べたり、食べ慣れないものを食べたりして急性膵炎になることもあります。この場合も、状態によっては入院が必要です。
この場合は単純な下痢と違って吐くことが多いですし、中毒の場合はふらつくなどの神経症状も同時に出ることがあります。
子犬、子猫ではパルボウイルス感染症は重度の血便で亡くなってしまいます。動物病院内でも隔離が必要になるので、怪しければ来院前に問い合わせしてみましょう。
まとめ
いろいろと書いてありますが一番多いのはストレス、食べ物による急性の胃腸炎なので、元気食欲があれば少し様子を見ても大丈夫なことが多いです。何かたべるのを見た、ぐったりしているいつもと様子が違う場合は動物病院に相談しましょう。