獣医師が”いぬとねこ”について解説してみた。ときどき、ハムスター日記。

犬と猫の病気についてわかりやすく解説します。たまに、ハムスターのかわいい写真を紹介します。

【犬と猫の膀胱炎】絶対知っておくべき膀胱炎のサインと対処法とは?

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 膀胱炎は膀胱内で細菌などの病原体が増えることなどで様々な泌尿器症状がです病気です。おしっこの様子をみて、いつもと違うといったことがあればもしかしたら、膀胱炎になっているかもしれません。

 

膀胱炎のサイン!

  • おしっこに行く回数が多い
  • 血尿がでる
  • においが臭い
  • おもらし

こんな症状があれば膀胱炎の可能性があります!!

あやしい症状があれば動物病院へ行きましょう。

 

膀胱炎の原因は?

 基本的には細菌によるものが多いです。

まれに、真菌やマイコプラズマによるものもあるようです。

細菌の種類は大腸菌が一番多いですが、これはウンチに含まれる菌です。

なので、特にメスはお尻と尿道の距離が短いので、お尻周りが汚れていると膀胱炎になりやすい!ということです。

ちなみにオスよりメスの方が膀胱炎になりやすい!

 

膀胱炎になりやすい病気とは⁉

尿石症では膀胱内に刺激が続くので膀胱炎いなりやすいです。

尿石症について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

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糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能低下症などでは細菌への感染防御が低下するので膀胱炎になりやすいです。

 

まとめ

 治療は基本的には抗生剤による細菌の除去です。膀胱炎になりやすい病気がある場合は、そちらの治療も一緒に行います。

 膀胱炎のサインを見つけたら動物病院へ行きましょう。