【犬と猫の直腸脱】もしもの時に知っておくと役立つ家でできる直腸脱の対応とは
直腸脱とはいろいろな原因で直腸が肛門から出てしまう病態です。
直腸脱は少し出ているものから、重度に脱腸してしまうものまで様々です。
重度のものでは、そのままにしておくと腸の粘膜が腐ってしまいます。
なので、もしも自宅で気が付いたらすぐに対応してあげましょう。
肛門脱の原因
- 先天性異常
- 消化管寄生虫
- 便秘
- 消化管内異物
- 腸炎
- 前立腺疾患
- 尿管結石
- 難産
- 肛門周りの手術の影響
直腸の炎症がひどかったり、痛みなどでいきんでしまうような事が続くと直腸が肛門の外に出てしまいます。
腸炎について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ
直腸脱の対処法
脱腸してすぐで、腸が傷ついていなければ自宅でも対応可能です。
脱腸してすぐで損傷が少ない場合
指で戻せる場合は指で押し戻します。出たらそのたびに戻しましょう。
腫れている場合は砂糖水につけると腫れが引くこともあります。
何度もすぐに出てくる場合は原因が治るまで、
病院で柔らかい便が出る程度に肛門を一時的に縫い縮めます。
脱腸して時間がたっていている場合
脱腸して時間がたっている時はすぐに病院へ行きましょう。
生理食塩水できれいに洗いに洗い、肛門を一時的に縫い縮めます。
腫れがひどい場合は砂糖水につけると腫れが引くこともあります。
腸が損傷している場合
損傷して腸が壊死している場合は手術をし、損傷部分を取り除きます。
すぐにまた出てくるときは、出ている部分を取り除くか、
お腹から腸おひっぱって出ないように固定します。
まとめ
少し出ているくらいなら家でも対応可能です。
原因がある場合はそちらの治療が必要なので、動物病院へ行きましょう。