獣医師が”いぬとねこ”について解説してみた。ときどき、ハムスター日記。

犬と猫の病気についてわかりやすく解説します。たまに、ハムスターのかわいい写真を紹介します。

砂遊びをするジャンガリアンハムスターのバナナちゃん。豆知識:ハムスターの歯について

砂遊びをしているバナナちゃん。穴を掘ったり、体を擦りつけて砂浴びをしたりしています。 砂浴びをするバナナちゃん ハムスター豆知識 歯式は2(1003/1003)の計16本です。切歯(前に見えてる上下4本)は毎日のび続けます(常生歯)。

【犬と猫のニキビダニ症(毛包虫症)】

今回は犬と猫のニキビダニ症について解説したいと思います。ニキビダニは犬と猫の毛包内に正常でも寄生している、常在寄生虫です。チワワ、マルチーズ、コーギーやウエスティなどのテリア犬種によく見られます。猫では稀です。 内分泌疾患(甲状腺の病気、副…

トンネルで遊ぶジャンガリアンハムスターのバナナちゃん。豆知識:ハムスターの胃について(吐き、嘔吐)

トンネルを通ってごはんを食べに行くバナナちゃん。トンネルの中を行ったり、来たりして遊んでいます。たまに、トンネルの上からジャンプすることも! トンネルで遊ぶバナナちゃん ハムスター豆知識 ハムスターは犬、猫と違って嘔吐をしない!胃は前胃と後胃…

チーズを食べるジャンガリアンハムスターのバナナちゃん。豆知識:ハムスターの食事について

食べるのが大好きなバナナちゃん。今日はチーズを食べています。今ではおやつを用意する音がすると扉の前でスタンバイしています。でも、脂質が多いので食べすぎは注意ですね! チーズを食べるバナナちゃん ハムスター豆知識 食事はハムスター用のペレットが…

【犬と猫のアナフィラキシーショック】ワクチンを打った後、食後に急にぐったりしたりしたことはありませんか?

今回は犬と猫のアナフィラキシーショックについて解説したいと思います。アナフィラキシーとは、IgEを介したⅠ型アレルギー反応(即時型過敏反応)で、症状は30分以内で現れることがほとんどです。 ワクチン接種後にアレルギーを起こしやすい犬種は、小型犬や…

すこし太ってきているジャンガリアンハムスターのバナナちゃん。豆知識:ジャンガリアンハムスターのプディングは病気が多い?

半年前のバナナちゃん。小さくてかわいいですね。あれっ、写真を見比べるとすこし大きくなったような?ひまわりの種が好きで、それ以外はあまり食べなかったせいか、どんどん大きくなっていっています…。 半年前のバナナちゃん ハムスター豆知識 ジャンガリ…

おもちゃで遊ぶジャンガリアンハムスターのバナナちゃん。豆知識:ハムスターのストレス行動について

少し前まで壁や滑車、部屋などをずっとカリカリ齧りつづけていたので、中におやつを入れるおもちゃをあげてみました。 犬や猫だと常同行動があるのでハムスターでもあるのかなぁと思って、おもちゃを与えると何とカリカリ齧るのがなくなりました! 暇だった…

初めまして、ジャンガリアンハムスターのバナナちゃんです。豆知識:ハムスターの種類について

今日はジャンガリアンハムスターのバナナちゃんの紹介です。ちなみに、毛色はプディング(イエロー)です。 いつもは外で寝ていることが多いですが、今日はなぜか部屋の中から外を覗いているバナナちゃん。 部屋から外を覗くバナナちゃん ハムスター豆知識 …

【ヘビ咬傷】散歩中に草むらに入った時に急に痛がったことはありませんか?

今回はヘビ咬傷について解説したいと思います。ヘビは春と夏に多いため、この時期にヘビの繁殖している藪や草むらに入ってしまうと、咬まれてしまうことがあります。毒ヘビの種類としては本州ではマムシやヤマカガシ、沖縄などではハブなどです。 無毒のヘビ…

【犬の膵炎】急にワンちゃんがお腹を痛がって吐いてる、下痢をしているといったことはありませんか?

今回は犬の膵炎について解説します。急にワンちゃんがお腹を痛がって吐いてる、下痢をしているといったことはありませんか?膵炎はいろいろな原因で膵臓が自己消化され、炎症反応がおこる病気です。

【犬と猫の疥癬】

今回は疥癬についての解説をしたいと思います。疥癬はヒゼンダニ科、キュウセンヒゼンダニ科、トリアシヒゼンダニ科に属するヒゼンダニが寄生して発症する寄生性の皮膚疾患です。 ヒゼンダニの顕微鏡像 特徴的な症状は耳介辺縁や顔周り、肘関節部の脱毛と角…

【犬と猫の歯並び(噛み合わせ)】

今回は歯並びについてです。犬や猫では上の歯が下の歯より外側をすれ違うように噛み合うのが正常です。しかし、生まれつき上と下の顎のバランスがおかしいと咬み合わせが悪くなってしまいます。今回はそんな異常なかみ合わせの種類の解説をしたいと思います …

【犬のシスチン結石】

今回は犬のシスチン結石について解説します。シスチン結石は他の結石と同じで結晶が集まって結石になりますが、このシスチン結晶は遺伝性の病気になります。遺伝性シスチナーゼ欠損症を好発しやすい雄犬でよく見られます。イングリッシュ・ブルドッグ、ミニ…

【子猫の飼い方】もしも、子猫を拾ったらお世話できますか?

今回は子猫のミルクのあげ方、排便や排尿のやり方について解説したいと思います。子猫の12週齢までの死亡率は多くて40%近くもあります。子猫はすぐ状態が悪くなってしまうことが多いので、飼う場合はしっかりお世話をしてあげましょう。 ミルクについて 排…

【犬と猫の鉤虫症】犬と猫を飼うときに知っておくべき消化管内の寄生虫

今回はウンチによく出てくる寄生虫の解説をします。以前、いくつか寄生虫について解説していますが、うんちに出てくる寄生虫はまだいっぱい種類があります。今回は鉤虫についてのの解説です。 猫鉤虫の虫卵 この寄生虫は口から卵が入って感染します。その他…

【犬と猫のシラミ・ハジラミ症】人とペットのシラミは一緒?それとも別物⁉︎

今回は犬と猫のシラミについて解説します。シラミは宿主特異性が強く、その一生を宿主上で過ごします。犬に寄生する主なものにはシラミ目のイヌジラミとハジラミ目のイヌハジラミ、猫に寄生するものにはハジラミ目のネコハジラミです。 シラミの顕微鏡像 シ…

【犬と猫の耳ダニ】

今回は耳に寄生するダニについて解説します。耳ヒゼンダニ症はミミヒゼンダ二(Otodectescynosis)が外耳道に寄生することで発症します。 ミミダニの顕微鏡像 ミミダニの顕微鏡像 ミミヒゼンダニは耳の中の耳垢や組織液などを採食しています。また、耳の中で…

【子猫の年齢について】簡単に子猫の年齢を見分けるポイントは⁉︎

子猫を保護した時に気になるのが年齢だと思います。今回は1週齢から5週齢までの子猫の年齢の見分け方を解説したいと思います。体重で見分けると分かりやすいですが、捨て猫だと年齢の割に痩せている子猫も多いので、他にも見分けるポイントを知っていると便…

【犬と猫のマンソン裂頭条虫】犬と猫を飼うときに知っておくべき消化管内の寄生虫

今回はウンチによく出てくる寄生虫の解説をします。以前、回虫について解説していますが、うんちに出てくる寄生虫はまだいっぱい種類があります。今回はマンソン裂頭条虫の解説です。 マンソン裂頭条虫の虫卵 この寄生虫はカエルやヘビなどを食べることで感…

【犬と猫の尿石症】おしっこがキラキラしている、血が混じることがあるといったことはありませんか?

おしっこがキラキラしている、血が混じることがあるといったことはありませんか? そんな時は尿石症の可能性があります。 尿石症があると膀胱炎をくりかえしたり、血尿が治らなかったり、最悪の場合はおしっこが出なくなってしまうことがあります。 場合によ…

【犬と猫のコクシジウム症】犬と猫を飼うときに知っておくべき消化管内の寄生虫

今回はコクシジウムについて解説します。コクシジウムは原虫と呼ばれる寄生虫です。コクシジウムの症状としては下痢などの消化器症状がでるので、子犬や子猫で下痢が続く場合は、しっかりうんちの検査をしてもらいましょう。 コクシジウムのオーシスト 感染…

【犬と猫のマダニ】マダニを介してウイルス感染⁉︎人獣共通感染症に注意‼

今回はマダニについて解説します。マダニが多いのは春と秋です。近所しか散歩してない方でもマダニがついていることがあるので、草むらによく行くワンちゃん、外に出る猫ちゃんは予防が大切です。 マダニ 上写真は実際のマダニです。1週間くらいかけて血を吸…

【犬と猫の回虫症】犬と猫の寄生虫が人にもうつる⁉

今回は犬、猫に多い回虫という寄生虫の解説をしていきます。回虫は子猫、子犬に多い寄生虫です。ペットショップで購入した子はしっかり駆虫しているので飼い主さんが見ることはほとんどないと思います。ただ、保護した猫ちゃんでは見かけることがかなり多い…

【犬の外耳炎】頭を振ってる、足で耳を描いてる、耳が匂うといった事はありませんか?

頭を振ってる、足で耳を描いてる、耳が匂うといった事はありませんか?そんな時は外耳炎の可能性があります。背景に他の病気がある可能性もあります。場合によっては手術が必要可能性があります。

猫がネズミ捕りに引っかかった時にすること

猫は色んなところに行くので、ネズミ捕りに引っかかってベトベトになり、身動きが出来なくなってることがよくあります。皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか。今回はネズミ捕りにかかってしまった時の対応を簡単に解説します。 ①まずは小麦粉を…

【前十字靭帯断裂】急に後ろ足を痛がったりすることはありませんか?

急に後ろ足を痛がったり、跛行をするといった事はありませんか?そんな時は前十字靭帯が切れているの可能性があります。背景に他の病気があったり慢性化する可能性があります。場合によっては手術が必要可能性があります。

【犬のレッグ・ぺルテス病】子犬が片方の後ろ足をうまくつかない。股関節のまわりを触ると痛がるといったことはありませんか?

子犬が片方の後ろ足をうまくつかない。股関節の周りを触ると痛がるといった事はありませんか?そんな時はレッグ・ぺルテス病の可能性があります。強い痛みを伴う事もあり、場合によっては骨折してしまう可能性があります。

【犬の椎間板ヘルニア】急に抱っこをしたときに痛がった。うずくまっていて動かない。といったことはありませんか?

ワンちゃんを抱っこしたときに急に鳴いて痛がった。ジャンプしたり、走ったりしていた子が急にうずくまって動かなくなった。ということはありませんか?そんな時は椎間板ヘルニアの可能性があります。悪化した場合には四肢が麻痺して動かなくなったり、排便…

【犬、猫の不安対策】引っ越しや新しいペットを迎えたりといった生活や環境の変化は犬、猫にとって大きなストレスになります。

引っ越しや新しいペットを迎えたりといった環境の変化は犬、猫にとって大きなストレスになります。そして、ストレスによってさまざまな問題行動が引き起こされます。今回はそんなストレスで起こる症状や対応策についてお話ししたいと思います。

【子犬の病気】ペットショップで犬を飼う前に確認するポイントとは?

新しく犬を飼うときに、もしその子が病気を持っていたら、その後のお世話がかなり大変になってしまいます。特に先天的な病気の場合長く付き合っていくことにもなるので、ペットショップで犬を飼うときは、しっかりチェックすることが大切です。